あせらず行こう

声と体の大きい、サバサバしたKさんが
私は大好きでした。
よく飲んで話しました。
二人とも結構飲んでたので
一晩でバーボン2本くらい空ける事もありましたねぇ・・・（^^；）

私の勤めていたお店に居た店長さん。
結構な曲者でした。
仕事をノラリクラリとかわすのが得意で
忙しそうなふりもとっても上手。
これ以上ないって言うくらいのお天気やで
出勤した途端に顔を見ればその日の気分が分かるような
そんな女性でした。

私も若かったので
店長の事をものすごく苦手としていて
出来る限り関らないようにしていました。
その前に働いていた雑貨屋さんでも
コレほどまでではなくても似た感じの方がいらっしゃいました。

ある日。
いつものようにKさんと呑んで話しているうちに店長の話に。
散々色んな事を言い合いました。
お互いこんなに溜まっていたんだね～と笑いながら。

そして以前の職場の話にまで。

それを聞いたKさんがふっと真顔になり
「あのさ、私思うんだけど・・・。」
と話し出しました。

その話とは。
人は誰かに出会ったり何かにぶつかったりした時に
落ち込んだり喜んだり当たり前のようにする。
それはとてもいいこと。
でも、腹を立てる事は違う。
腹を立てるって言う事は
その人（事）に対して、こちらに未熟な部分があるから。
きっと、その部分を克服しない限り
同じような人に出会ったり同じような事が起こったりするんではないか?
とのこと。

酔った頭で
なるほど・・・
と思ってました。

っても、全然未熟なままなんですけどね・・・（^^；）